【大阪版】下肢静脈瘤治療の道しるべ
【大阪版】下肢静脈瘤治療の道しるべ » そもそも下肢静脈瘤とは? » 下肢静脈瘤の手術後に傷跡は残る?対処法は?

下肢静脈瘤の手術後に傷跡は残る?対処法は?

「手術で足に傷跡が残るのでは」と不安な方へ。治療法ごとの傷の大きさと、目立たなくするための術後ケアを解説します。

その足のむくみは下肢静脈瘤?まずは症状をチェック

下肢静脈瘤の代表的な症状は、足のむくみ、重だるさ、こむら返り(足がつる)、そして足の血管が浮き出て目立つことです。初期のうちは見た目の変化が少なく、疲れやむくみだと思って見過ごされることも多くあります。進行すると、湿疹や色素沈着などの皮膚炎や、治りにくい皮膚潰瘍が起こる場合もあります。

注意したいのは、足のむくみの裏に別の病気が隠れている可能性があることです。自己判断で済ませず、血管外科などの専門医を受診し、超音波検査で血液の逆流の有無や静脈の状態を確認してもらうのが確実です。超音波検査は痛みがなく、その場で結果がわかります。

下肢静脈瘤の手術後、傷跡はどれくらい残る?

現在主流のカテーテル治療(血管内焼灼術)では、縫うほどの傷はできず、時間がたつにつれてどこが傷だったのか分からなくなっていくのが一般的です。

レーザーや高周波のカテーテルはペン先よりも細く、ファイバーを入れる穴の直径は1mm程度です。皮膚を切開しないため、抜糸も必要ありません。術後しばらくは傷として分かることもありますが、カテーテルを入れた部分に傷跡が残ることはほとんどなく、残ったとしてもごく小さなものです。

ただし、手術前の静脈瘤の大きさ・部位・状態によっては、傷跡が少し目立つ場合もあります。どの程度の傷になりそうかは、診察の際に担当医に確認しておくと安心です。

参照元:目黒外科(https://meguro-geka.jp/joumyakuryu-blog/wound/)

参照元:大宮セントラルクリニック(https://oc-clinic.jp/kashi/after)

治療法によって傷跡の残りやすさは違う

血管内焼灼術(レーザー・高周波)は針穴程度で目立ちにくい

血管内焼灼術は、細いカテーテルを静脈内に入れ、レーザーまたは高周波の熱で血管を内側から焼いて閉じる治療法です。局所麻酔で行う日帰り手術で、皮膚の切開を伴わないため、傷は1mm程度の針穴で済みます。ストリッピング手術などの従来の手術と比べて、傷跡や痛みが小さく、回復も早いのが特長です。現在は血管内焼灼術が治療の第一選択とされ、日本で行われる静脈瘤手術の95%以上を占めています。なお、治療後は一定期間(例:1か月間)弾性ストッキングを着用します。

参照元:目黒外科(https://meguro-geka.jp/joumyakuryu-blog/wound/)

参照元:新宿外科クリニック(https://www.shinjuku-geka.com/kashi/ope)

参照元:あさくさ橋心臓と血管のクリニック(https://www.acvc.jp/varicose_veins_treatment/)

グルー治療は熱を使わず色素沈着が起こりにくい

グルー治療(血管内塞栓術)は、医療用の接着剤を静脈内に注入して血管を閉じる治療法です。熱を使わないため神経を傷つけるリスクが低く、焼灼術で見られることがある褐色の色素沈着も、グルー治療ではほとんど起こりません。術後に弾性ストッキングを着用する必要もありません。一方で、血管の炎症によって皮膚の痛みや赤みが一定期間残る場合があるほか、接着剤へのアレルギーが起こることもあります。

瘤切除(スタブ・アバルジョン法)は1〜3mmの傷で済む

血管内焼灼術で原因の静脈を治療しても、ボコボコと目立つ瘤が残ることがあります。特に4〜5mm以上の大きな瘤は残りやすいため、焼灼術と同時に瘤切除を行うのが一般的です。スタブ・アバルジョン法は、1〜3mmほどのごく小さな切開から専用の器具で瘤を取り除く方法で、傷が小さいためほとんど跡が残りません(2〜3mm程度とする医療機関もあります)。見た目の改善と再発を抑える効果も期待できます。

参照元:新宿外科クリニック(https://www.shinjuku-geka.com/kashi/ope)

参照元:あさくさ橋心臓と血管のクリニック(https://www.acvc.jp/varicose_veins_treatment/)

ストリッピング手術は切開を伴うため傷跡が残る可能性がある

ストリッピング手術は、抜き取る静脈の両端の皮膚を切開し、ワイヤー状の器具で逆流している伏在静脈を引き抜く手術です。100年以上の歴史があり、再発が少ない安定した治療法です。手術技術の進歩で傷は小さくなっており、創が1cm程度で、埋没縫合により抜糸が不要な医療機関もあります。

ただし、脚の付け根と膝の内側を数cm切開するケースもあり、切開を伴う以上、傷跡が残る可能性があります。約10%で知覚神経が傷つき、しびれが残る恐れもあります。現在は、「血管径が大きい」「瘤化が著しい」「蛇行が強い」など、血管内焼灼術の対象にならない場合に選ばれることが多い治療法です。

参照元:新宿外科クリニック(https://www.shinjuku-geka.com/kashi/ope)

参照元:あさくさ橋心臓と血管のクリニック(https://www.acvc.jp/varicose_veins_treatment/)

硬化療法は傷が残りにくいが色素沈着に注意

硬化療法は、細い針で静脈内に硬化剤を注入し、血管を閉じる治療法です。クモの巣状・網目状などの細い静脈瘤や、手術後に残った瘤が対象になります。注射だけで済むため傷跡はほとんど残らず、処置は10〜20分ほどの外来で終わります。硬化した静脈はしばらくしこりとして触れますが、半年ほどで体に吸収されます。一方で、硬化した静脈に沿って黒ずみ(色素沈着)が一定期間残ることがある点には注意が必要です。

参照元:新宿外科クリニック(https://www.shinjuku-geka.com/kashi/ope)

参照元:MYメディカルクリニック(https://mymc.jp/clinicblog/142449/)

傷跡と間違えやすい術後の内出血・色素沈着

術後に足に現れる変化には、時間とともに消える一時的なものと、残る可能性があるものがあります。傷跡と混同しないよう、分けて理解しておきましょう。

一時的なもの:内出血
焼灼した血管のまわりや瘤切除をした部分の周囲に、青あざのような内出血が出ることがあります。ぶつけたときにできるアザと同じもので、時間とともに薄くなり、3週間〜1か月程度で消えていきます。内出血は重力で移動するため、太ももに出たものが数日後に膝のあたりへ移ることもありますが、異常ではありません。

残る可能性があるもの:色素沈着
焼灼した部位に、褐色の色素沈着が出ることがあります。徐々に薄くなることが多いものの、残る場合もあります。気になるときは、自己判断せず術後の診察で相談しましょう。

参照元:大宮セントラルクリニック(https://oc-clinic.jp/kashi/after)

参照元:大阪静脈瘤クリニック(https://osaka-vein.com/column/933/)

参照元:あさくさ橋心臓と血管のクリニック(https://www.acvc.jp/varicose_veins_treatment/)

治療後の過ごし方で傷跡を目立ちにくくするには

傷あと専用テープで引っ張り・摩擦から守る

手術後の傷あとは、治る過程で少しずつ硬くなります。硬くなった傷あとが体の動きで引っ張られ続けると炎症が起き、肥厚性瘢痕(赤く盛り上がった傷あと)ができやすくなります。瘢痕は見た目だけでなく、かゆみや痛みを伴うこともあります。対策として、傷を覆っていた被覆材を外した後、3〜6か月ほど傷あと専用のテープで固定して守る方法があります。テープを使えるかどうか、いつから貼るかは、必ず担当医に確認してください。

参照元:メンリッケヘルスケア 製品資料(https://www.molnlycke.com/globalassets/local/jp/wound-care/mepitac__.pdf)

入浴・運動・弾性ストッキングは医師の指示どおりに

傷を清潔に保ち、負担をかけないことも大切です。カテーテル治療の後は当日からシャワーが可能で、湯船につかるのは翌日からとする医療機関があります。瘤切除を行った場合は、翌日までシャワーも控えるよう指示されることがあります。弾性包帯を巻く場合は、翌朝に包帯を外すまで入浴やシャワーはできません。スポーツなどの激しい運動は、術後1週間程度は控えるのが目安です。一方でウォーキングなどの軽い運動は、血栓の予防にもなるため勧められています。入浴や運動の可否、弾性ストッキングを着用する期間は医療機関によって異なるため、必ず担当医の指示に従いましょう。

まとめ

下肢静脈瘤の手術後の傷跡は、治療法によって大きく変わります。主流の血管内焼灼術やグルー治療の傷跡は小さく、時間とともに目立たなくなるのが一般的です。ストリッピング手術は傷跡が残る可能性がある一方、内出血は一時的なもので消えていきます。超音波検査で自分に合った治療法を確認し、術後は医師の指示を守ってケアを続けましょう。

THREE SELECTIONS
大阪で見つけた
下肢静脈瘤治療の
信頼できる3つのクリニック
当サイトにおける信頼できるクリニックの条件「日本脈管学会の脈管専門医が所属している」「血管内レーザー焼灼術実施・管理委員会の血管内レーザー焼灼術実施医・指導医が所属している」「クリニックとして下肢静脈瘤の治療実績をHPに明記している」の3点を満たした、大阪の血管外科クリニックを3院紹介します。
患者さんの症状や希望へ
徹底的に寄り添う医師
梅田血管外科クリニック
梅田血管外科クリニック
引用元:梅田血管外科クリニック
https://www.umeda-vvc.com/
所在地 大阪府大阪市北区曾根崎2-1-12 国道ビル5F
アクセス 北新地駅から徒歩4分/梅田駅から徒歩6分
電話番号 06-6232-8601
下肢静脈瘤の治療実績
1年間で1,063件
※2022年の実績

2019年に保険適用されたグルー治療を大阪で最初に取り入れたクリニック(※)。治療の種類が豊富で、症状やダウンタイム、治療費などの希望を鑑みたうえで、よりよい治療方法を提案してくれます。

梅田血管外科クリニック
手術方法などを
公式HPで見る

電話で問い合わせる

レーザー治療の実績に
定評のある職人肌な医師
坂田血管外科クリニック
坂田血管外科クリニック
引用元:坂田血管外科クリニック
https://sakataclinic.com/
所在地 大阪府大阪市中央区高麗橋1-7-3 TheKitahama 3階
アクセス 北浜駅から徒歩8分
電話番号 06-6232-8601
下肢静脈瘤の治療実績
1年間で879件
※2022年の実績

豊富な治療実績の内、レーザー手術‧高周波焼灼術がその半数を占めるというクリニック。レーザー手術のスペシャリストといえる知識を持った医師が治療を担当しています。

坂田血管外科クリニック
手術方法などを
公式HPで見る

電話で問い合わせる

地域密着の通いやすい
クリニックにこだわる医師
今村血管外科クリニック
今村血管外科クリニック
引用元:今村血管外科クリニック
https://www.imamura-vascular.com/
所在地 大阪府門真市宮野町3-23
アクセス 大和田駅から徒歩1分
電話番号 072-800-5330
下肢静脈瘤の治療実績
約10年間で5,393件
※2012年5月~2023年1月の実績

下肢静脈瘤に対して、主にレーザー機器と高周波機器を駆使した日帰り手術を専門的に行っているクリニック。平日18:30まで受付をしているため、仕事後でも通いやすいです。

今村血管外科クリニック
手術方法などを
公式HPで見る

電話で問い合わせる

【選定条件】
2023年1月20日時点で、Googleにて「下肢静脈瘤 大阪」と検索して表示された上位38院の内、「日本脈管学会の脈管専門医である」「下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会の血管内レーザー焼灼術実施医・指導医である」「クリニックとしての下肢静脈瘤の治療実績をHPに明記している」の3点をすべて満たした大阪の血管外科クリニックのみを選出。
(※)参照元:梅田血管外科クリニック公式HP(https://www.umeda-vvc.com/)