【大阪版】下肢静脈瘤治療の道しるべ
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下肢静脈瘤治療の痛みについて

下肢静脈瘤の治療を考えていても、「痛そう」という不安で一歩を踏み出せない方は少なくありません。この記事では、治療で使われる麻酔の種類と、治療法ごとの痛みの大きさの違いをわかりやすく解説します。

下肢静脈瘤の治療で使われる麻酔の種類

下肢静脈瘤の治療では、治療法に合わせて主に4種類の麻酔が使い分けられます。それぞれの特徴を知っておくと、治療中の痛みをイメージしやすくなります。

局所麻酔

局所麻酔は、歯科で歯を抜くときに歯ぐきへ注射するのと同じ種類の麻酔で、下肢静脈瘤の治療でも基本となる方法です。

薬剤はキシロカイン(リドカイン製剤)が最もよく使われます。注射した部分の痛みの感覚だけを一時的に麻痺させ、筋肉の動きには影響しないため、治療中も足は普通に動かせ、手術後すぐに歩けるのが特徴です。

一方、麻酔の注射そのものにはチクッとした痛みがあります。局所麻酔だけの場合、手術で引っ張られる感覚がわかることや、緊張感を完全になくせないことも指摘されています。

参照元:お茶の水血管外科クリニック(https://www.kekkangeka.com/kashi/aday.html)

参照元:大宮セントラルクリニック(https://oc-clinic.jp/kashi/anesthesia)

TLA麻酔

TLA麻酔は「tumescent local anesthesia(膨潤局所麻酔)」の略です。通常の10分の1の濃度に薄めた局所麻酔薬を、治療する静脈の周囲に広く注入します。

もともとは脂肪吸引手術を日帰りで行うために開発された方法です。足の表面だけを麻酔するので、手術後は自分で歩いて帰宅できます。

出血を抑え、痛みを長時間やわらげられる点がメリットです。一方で、注入した部分に腫れや違和感が出ることがあります。

参照元:お茶の水血管外科クリニック(https://www.kekkangeka.com/kashi/aday.html)

参照元:目黒外科(https://meguro-geka.jp/matome/archives/4504/)

静脈麻酔

静脈麻酔は、点滴から眠くなる作用のある薬を入れる方法です。薬が入ると数十秒ほどで眠ります。

軽い全身麻酔の一種ですが、自発呼吸は止まらないため、眠っているのと同じ状態で手術を受けられます。薬を止めると10〜15分ほどで目が覚めます。

手術中の不安や緊張をやわらげる目的で、TLA麻酔などの局所麻酔と組み合わせて使われることもあります。ただし、血圧が下がる、呼吸が浅くなるといった副作用が出ることもあるため、医師の管理のもとで行われます。

参照元:大宮セントラルクリニック(https://oc-clinic.jp/kashi/anesthesia)

参照元:目黒外科(https://meguro-geka.jp/matome/archives/4504/)

腰椎麻酔・全身麻酔

腰椎麻酔は下半身を広く麻酔でき、全身麻酔は意識が完全になくなる方法です。従来のストリッピング手術ではこれらの麻酔が必要で、3日から1週間ほどの入院が一般的でした。

ただし、腰椎麻酔は動けない時間が長く、全身麻酔は体への負担が大きいため、日帰り治療が広まった現在は選ばれる場面が限られています。

参照元:お茶の水血管外科クリニック(https://www.kekkangeka.com/kashi/aday.html)

参照元:目黒外科(https://meguro-geka.jp/matome/archives/4504/)

【治療法別】下肢静脈瘤治療の痛みの大きさと麻酔の違い

同じ下肢静脈瘤の治療でも、治療法によって使う麻酔の種類や量が違い、それが痛みの感じ方の差につながります。主な4つの治療法を順に見ていきましょう。

グルー治療

グルー治療は、医療用の接着剤(グルー)を静脈に注入して血管をふさぐ治療です。熱を使わないため、レーザーや高周波の治療で必要な静脈周囲へのTLA麻酔がいらず、カテーテルを入れる場所の局所麻酔だけで治療できます。

局所麻酔は1か所のみで、治療時間は医療機関によって10分以内〜約30分と短めです。比較表でも麻酔量は少なく、術後の痛みは「ほとんどなし」とされています。ただし、接着剤にアレルギーがある方や、曲がりくねった静脈・太い静脈には向かない場合があります。

参照元:お茶の水血管外科クリニック(https://www.kekkangeka.com/glue/index.html)

参照元:梅田血管外科クリニック(https://www.umeda-vvc.com/treatment/)

参照元:さかえ血管外科・循環器クリニック(https://sakae-cl.com/varicose/endovascular-ablation/)

レーザー・高周波治療

レーザー・高周波治療は、静脈にカテーテルを入れ、内側から熱で焼いて血管をふさぐ治療です。熱を加えるため静脈の周囲にTLA麻酔を行う必要があり、グルー治療に比べると麻酔の量は多くなります。

点滴で鎮静剤を入れて少し眠い、ぼーっとした状態にしてから局所麻酔を行うクリニックもあります。手術時間は約30分が目安です。静脈麻酔と局所麻酔を併用すれば、手術中に痛みを感じることはほとんどないとされています。

参照元:さかえ血管外科・循環器クリニック(https://sakae-cl.com/varicose/endovascular-ablation/)

参照元:梅田血管外科クリニック(https://www.umeda-vvc.com/treatment/)

参照元:下肢静脈瘤のすべて(https://kashijoumyakuryuu.jp/column/varicose-veins-surgery-pain/)

ストリッピング手術

ストリッピング手術は、足の付け根と膝の2か所を2cmほど切開し、逆流している静脈をワイヤーごと抜き取る手術です。静脈を抜き去るときに強い痛みを伴うため、従来は全身麻酔や下半身の麻酔を行い、数日間の入院が必要でした。

現在はTLA麻酔を使った方法が広まり、日帰りで受けられる医療機関もあります。鎮静剤と局所麻酔を組み合わせる方法もあります。ただし、カテーテル治療より体への負担は大きく、出血や神経障害が起こる場合があります。

参照元:おだクリニック日帰り手術外科(https://www.oda-clinic.com/blog/639/)

参照元:お茶の水血管外科クリニック(https://www.kekkangeka.com/kashi/aday.html)

参照元:梅田血管外科クリニック(https://www.umeda-vvc.com/treatment/)

硬化療法

硬化療法は、硬化剤という薬を静脈に注射して血管をふさぐ治療で、麻酔は使いません。現在は、硬化剤を泡状にしたフォーム硬化療法が主流です。

細い注射針を刺すだけなので、治療は診察室で5〜10分ほどで終わります。一方、大きな静脈瘤には効果が弱く、治療後は包帯や弾性ストッキングで圧迫する必要があります。

参照元:北青山D.CLINIC(https://www.dsurgery.com/treatment/daysurgery/varixlaser/whats-varix/chiryou-kouka/)

参照元:梅田血管外科クリニック(https://www.umeda-vvc.com/treatment/)

痛みが不安な人が専門クリニックを選ぶときの確認ポイント

痛みが不安な方は、次の3点を確認してクリニックを選びましょう。

局所麻酔だけでは、注射の痛みや手術中の緊張を完全になくすのは難しいとされるため、静脈麻酔に対応しているかは大きな判断材料です。

また、医療機関の治療方針によりますが、体調や不安の程度に合わせて麻酔方法を選べるかも確認しましょう。

まとめ

下肢静脈瘤の治療で感じる痛みの大きさは、治療法と麻酔の組み合わせによって変わります。グルー治療は局所麻酔1か所、レーザー・高周波治療はTLA麻酔と鎮静剤の併用、硬化療法は麻酔なしで行われることがあります。

痛みが不安な方は、静脈麻酔に対応しているか、治療法を選べるかを確認し、医師と相談したうえで自分に合った方法を選びましょう。

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