下肢静脈瘤は生命保険の給付対象になるのかまとめ、保険会社への問い合わせる前に確認・準備するものや、給付金の申請方法などについて解説しています。下肢静脈瘤は生命保険の給付対象となるのか気になっている方は、ぜひチェックしてください。

そもそも下肢静脈瘤は健康保険の対象？

下肢静脈瘤の治療は、診察・超音波検査・手術にいたるまで、保険診療が適用されます。しかし、見た目だけを整える目的の治療は、保険適用外となっているため、注意が必要です。

保険診療で治療が可能かどうかは、超音波検査や医師の診察にて、静脈の逆流が確認できるかどうかが基準となっています。保険適用となるケース・保険適用にならないケースについては、以下をご覧ください。

保険適用となるケース

• 血管エコーで逆流（弁不全）が確認された
• むくみ・だるさ・こむら返りなどの不快な症状が認められる
• うっ滞性皮膚炎（皮膚の硬化）が見られる
• 静脈瘤による潰瘍がある
• 血管が太く浮き出ている状態
• 色素沈着・かゆみ・皮膚炎が見られる

保険適用にならないケース（自費）

• 美容目的で治療を受けたい場合
• 症状や逆流が確認できない
• 赤く細い血管があり、見た目だけが気になる（クモの巣状静脈）
• 網目状の細く青い血管が見られる

生命保険の給付対象になる？

生命保険は、入院や手術の際にも給付金が支払われる契約がさまざまあります。とりわけ以下のようなケースでは、給付の対象となる可能性があります。

• 日帰り手術（カテーテル治療）を受けた
• 局所麻酔にて下肢静脈瘤を受けた
• 術後、短期的な入院をした

契約内容を確認し、手術給付金・入院給付金などが含まれているかどうか確認しておきましょう。

保険会社への問い合わせる前に確認・準備するもの

保険会社への問い合わせの際には、契約内容を確認するほか、診断書も準備しておくようにしましょう。

• 契約内容の確認：加入している保険は、手術給付金・入院給付金が付帯しているか、支払い条件についてもあらかじめチェックしておく。
• 治療法を正確に伝達：カテーテル治療・グルー治療など、受ける予定の治療法を正確かつ具体的に伝える。
• 診断書の準備：保険請求には、診断書が必要。あらかじめ主治医へ依頼しておく。

保険会社への給付金の申請方法

保険会社によって異なってきますが、保険会社から専用の申請用紙を受け取った際には、その書類をクリニックへ持参し、受付へ提出しましょう。書類を記載してもらう際には、診断書代が発生します。

専用の申請用紙がなく、自分で申請する場合は、領収書や診療明細書のコピー、診断書などが必要となりますので、加入している保険会社へ確認するようにしてください。

領収書は、再発行できないことが多いため、紛失しないよう注意が必要です。

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