【大阪版】下肢静脈瘤治療の道しるべ
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下肢静脈瘤の日帰り手術のメリット・デメリット

日帰りで行える治療法について

日帰りで行える主な手術には「血管内焼灼術(レーザー・高周波)」「ストリッピング手術」「高位結紮術(こういけっさつじゅつ)」「グルー治療」の4つがあります。

どの治療法が適切かは、患者の年齢や静脈瘤の進行度合い(重症度)によって異なります。自分に合った治療法を選択するためには、まずは専門の血管外科などを受診し、検査・診断を受けることが重要となります。

血管内焼灼術(レーザー治療・高周波治療)

血管内焼灼術は、現在の下肢静脈瘤における日帰り手術の主流となっている治療法です。静脈の中にカテーテルという細い管を通し、先端から発するレーザーや高周波(ラジオ波)の熱で血管の内側を焼き、収縮させて塞ぎます。

メリット

体への負担が極めて少ないことがメリットといえます。カテーテルを使用するため傷跡が残らないか、できても1〜2mm程度と非常に小さく済みます。「TLA麻酔」という非常に薄い濃度の局所麻酔を大量に使用するため、手術中や手術後の痛みもほとんどありません。従来の手術に比べて出血や合併症も少ないため、高齢の方でも受けやすい治療法です。

注意点

すべての静脈瘤に適用できるわけではなく、静脈瘤の形状などにより治療の適応に制限があります。また、健康保険は適用されますが、費用が比較的安価ではありません。

そのほか、極めて稀ですが、深部静脈血栓症や皮膚の熱傷などの合併症が起こる可能性もゼロではありません。

ストリッピング手術

ストリッピング手術は、古くから行われている最も標準的な根治手術です。足の付け根などに小さな切開を加え、原因となっている静脈の中にワイヤーを通して、血管そのものを引き抜きます。

メリット

メリットは再発が少なく治療効果が非常に高いことです。かつては入院が必要でしたが、現在では「TLA麻酔」を使用することで、日帰り手術が可能となりました。

注意点

従来の麻酔(全身麻酔や下半身麻酔)を用いる施設で手術を受けた場合、3日から1週間ほどの入院が必要になってしまいます。ストリッピング手術を日帰りで受けるためには、「TLA麻酔を用いた日帰りストリッピング手術」に対応している専門クリニックを意識して選ぶ必要があります。

高位結紮術

高位結紮術(こういけっさつじゅつ)は、血液が逆流している足の付け根の静脈(伏在静脈)を糸で縛り、切り離すことで逆流を止める手術です。

メリット

メリットは、局所麻酔を使用し、太ももの付け根を約2〜3cm切開するだけで済むため、日帰りでの治療が容易に行えることが挙げられます。

注意点

他の手術法に比べて再発率が高い点に注意が必要となります。再発を防ぐためには、硬化療法(注射による治療)を同時に行ったり、縛る箇所を増やしたりするケースも。また、術後の傷がレーザー治療などに比べてやや大きくなりやすい点もデメリットと言えます。

グルー治療

グルー治療は、下肢静脈瘤における新しい日帰り治療法のひとつです。レーザーのように熱を使用するのではなく、静脈内に「シアノアクリレート」と呼ばれる医療用の瞬間接着剤を注入し、血管を塞いで逆流を止めるという特徴があります。

メリット

治療中および治療後の痛みが少ないことがメリット。熱を使わないため、血管や周囲の組織、神経へのダメージを抑えての治療が可能です。また、術後の包帯や弾性ストッキングの着用が原則として不要(※症例により必要な場合もあります)です。治療当日からシャワーや軽い運動、自転車の運転が可能など、他の治療法と比べて術後の行動制限が少なく、治療の状態が良ければすぐに普段の生活に戻ることができます。

注意点

医療用接着剤を使用するためアレルギー反応を起こすリスクがあります。注入した接着剤は発がん性などはないものの、長期間体内に留まるため、術後にしこりやつっぱり感として残る場合もあるのです。また、中長期的な効果や安全性についての症例蓄積がまだ十分ではない点や、すべての患者様に適応できるわけではない点も注意が必要です。

日帰り可能なケースと入院が必要なケース

日帰り手術が可能なケース

レーザー治療、高周波治療などの「血管内治療」を受ける場合は、基本的に日帰りでの治療が可能です。ご自身で食事ができ、身の回りのことや歩行に支障がない状態であれば問題ありません。多くの方が治療後すぐに歩いて帰宅し、翌日から仕事に復帰されています。

入院が必要、または注意が必要なケース

ストリッピング手術などで全身麻酔や下半身麻酔を選択する場合は、術後の管理のために1泊2日などの入院が必要です。また、高血圧、糖尿病、心臓疾患、重篤な呼吸器疾患などの持病がある方、血液をサラサラにする薬を服用している方は、手術のリスクを考慮して入院設備のある病院での治療が推奨される場合があります。静脈瘤の範囲が非常に広く複雑な場合も、医師の判断により入院が適しているケースがあります。

まずは、ご自身の持病や内服薬の状況を専門医に正確に伝え、日帰り治療が可能かどうか診断を受けることが第一歩です。もし入院を勧められた場合でも、日帰り治療に力を入れているクリニックでセカンドオピニオンを受けることで、別の選択肢が見つかる可能性もあります。

日帰り手術のメリットと注意点

日帰り手術には、入院治療にはない多くの利点がありますが、事前に確認すべき点もあります。

日帰り手術のメリット

メリットは時間的・精神的な負担の軽減です。入院の必要がないため、仕事や家事への影響を抑えられ、慣れ親しんだ自宅でリラックスして回復に努めることができます。また、入院に伴うベッド代や食事代がかからないため経済的な負担が軽く、院内感染のリスクを下げることもできます。

日帰り手術の注意点

手術後は、治療効果の確認や合併症の有無をチェックするため、指定された日に必ず定期的な外来受診(通院)を行う必要があります。また、万が一術後に強い痛みや腫れが出た場合は、すぐにクリニックへ連絡する体制を整えておくことが大切です。

まとめ

下肢静脈瘤の手術は、かつては入院が必要なケースが主流でしたが、現在では医療技術の進歩により、体への負担が比較的少ないレーザー治療などの「日帰り手術」で十分な効果が得られるようになっています。ただし、人によって状況は異なるため、誰でも日帰りで手術を行えるとは限りません。

まずはクリニックを受診し、自分自身に最も適した治療法は何か、医師から診断を受けることが大切です。

THREE SELECTIONS
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下肢静脈瘤治療の
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梅田血管外科クリニック
梅田血管外科クリニック
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坂田血管外科クリニック
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今村血管外科クリニック
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引用元:今村血管外科クリニック
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※2012年5月~2023年1月の実績

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(※)参照元:梅田血管外科クリニック公式HP(https://www.umeda-vvc.com/