【大阪版】下肢静脈瘤治療の道しるべ
【大阪版】下肢静脈瘤治療の道しるべ » そもそも下肢静脈瘤とは? » 【下肢静脈瘤対策】弾性ストッキングの選び方

【下肢静脈瘤対策】弾性ストッキングの選び方

下肢静脈瘤対策として弾性ストッキングを検討している方に向けて、市販の弾性ストッキングと医療用弾性ストッキングの違い、弾性ストッキングの選び方などを解説します。

市販の弾性ストッキングでもいい?医療用弾性ストッキングとの違い

市販の弾性ストッキングは汎用性が高い一方で、医療用弾性ストッキングに比べて圧迫する力が弱いため、着用者によっては効果がほとんど見られない場合があります。

医療用弾性ストッキングは、足をしっかり圧迫できるように特殊な編み方で製造されているのが特徴です。足首部分の圧力が最も強く、上に行くにしたがって圧迫圧が弱くなる構造になっています。足を圧迫して血液が滞留するのを防ぐことで、下肢静脈瘤の進行を抑えるのが医療用弾性ストッキングの役割です。

医療用弾性ストッキングで下肢静脈瘤対策に取り組むには、下肢静脈瘤の進行に合わせて適切な圧迫圧のものを使用する必要があります。医師の診断を受け、自分に合った医療用弾性ストッキングを着用するようにしましょう。

下肢静脈瘤の予防が目的でも医療用弾性ストッキングを選ぶべき?

医療用弾性ストッキングの目的は、下肢静脈瘤の進行を抑えて症状を和らげることです。下肢静脈瘤の症状が軽度な方を対象とした治療法のため、あくまでも下肢静脈瘤の予防やむくみ対策が目的であれば市販の弾性ストッキングが適しています。

本サイトでは、医療用弾性ストッキングを用いる圧迫療法についても詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。

下肢静脈瘤の治療方法
弾性ストッキング(圧迫療法)について
詳しく見る

弾性ストッキングの選び方

弾性ストッキングは、圧迫力(着圧レベル)とサイズに注意して選ぶ必要があります。

弾性ストッキングの圧迫力には「mmHg」という単位が使われており、たとえば軽度のむくみやエコノミークラス症候群の予防に適している圧迫力は弱圧(約20~30mmHg程度)です。進行した下肢静脈瘤や血管の逆流がある場合は中圧(約30~40mmHg)、うっ滞性皮膚炎やリンパ浮腫などの重症例の場合は強圧(約40mmHg以上)が推奨されています。

医師の診断を受けたうえで、自分の症状に適切な圧迫力の弾性ストッキングを選ぶようにしましょう。

サイズについては、足首の周囲径で選ぶことが重要です。サイズが合っていないと圧迫が不足していたり、逆に締め付けすぎたりなど十分な効果が得られない可能性があります。また、血流を悪化させる恐れもあるため、可能であれば医療機関での測定をおすすめします。

弾性ストッキングの履き方

弾性ストッキングは以下の流れで着用します。

  • 1.ストッキングに手を入れて、内側からかかと部分をつまむ
  • 2.かかとをつまんだまま、もう一方の手でストッキングをかかとの部分まで半分にひっくり返す
  • 3.かかとをつまんでいた手をストッキングから抜き、かかとが下側になるようにしながら両手の親指ではき口をできるだけ大きく広げる
  • 4.はき口に足先からかかとまでを入れ、ストッキングのかかとの位置と足のかかとを合わせる
  • 5.裏返したストッキングの端をもって、ふくらはぎからひざに向かってあげる
  • 6.シワが寄らないようにストッキングを調整する
  • 弾性ストッキング使用時の注意点

    サイズの合っていない弾性ストッキングや、必要以上に圧迫の強い弾性ストッキングを無理に使用した場合、血行障害や神経圧迫を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。足のしびれや痛み、冷感、赤み、発疹などの異常が見られる場合は、すぐに使用を中止し、医師や専門家に相談するようにしましょう。

    また、糖尿病や末梢動脈疾患などの血行障害のリスクがある疾患を持っている場合も、医療機関で使用しても問題ないか確認を行うようにしてください。

    そのほかの注意点としては、夜間の就寝中は弾性ストッキングを脱ぐことが推奨されています(医師から着用を指示されている場合を除く)。

    弾性ストッキングを購入できる場所は?

    弾性ストッキングは、医療機関をはじめ、処方箋対応の調剤薬局や医療材料販売店、インターネット通販やドラッグストアなどで購入できます。

    自分の症状や目的に合った弾性ストッキングが分からない場合は、医師や専門スタッフに相談するのが確実です。医療機関であれば病態や足のサイズに合った医療用弾性ストッキングを提案してもらえ、処方箋の発行や購入先の紹介を受けられます。

    【大阪版】下肢静脈瘤治療の
    信頼できる医師が
    所属するクリニックガイド

    THREE SELECTIONS
    大阪で見つけた
    下肢静脈瘤治療の
    信頼できる3つのクリニック
    当サイトにおける信頼できるクリニックの条件「日本脈管学会の脈管専門医が所属している」「血管内レーザー焼灼術実施・管理委員会の血管内レーザー焼灼術実施医・指導医が所属している」「クリニックとして下肢静脈瘤の治療実績をHPに明記している」の3点を満たした、大阪の血管外科クリニックを3院紹介します。
    患者さんの症状や希望へ
    徹底的に寄り添う医師
    梅田血管外科クリニック
    梅田血管外科クリニック
    引用元:梅田血管外科クリニック
    https://www.umeda-vvc.com/
    所在地 大阪府大阪市北区曾根崎2-1-12 国道ビル5F
    アクセス 北新地駅から徒歩4分/梅田駅から徒歩6分
    電話番号 06-6232-8601
    下肢静脈瘤の治療実績
    1年間で1,063
    ※2022年の実績

    2019年に保険適用されたグルー治療を大阪で最初に取り入れたクリニック(※)。治療の種類が豊富で、症状やダウンタイム、治療費などの希望を鑑みたうえで、よりよい治療方法を提案してくれます。

    梅田血管外科クリニック
    手術方法などを
    公式HPで見る

    電話で問い合わせる

    レーザー治療の実績に
    定評のある職人肌な医師
    坂田血管外科クリニック
    坂田血管外科クリニック
    引用元:坂田血管外科クリニック
    https://sakataclinic.com/
    所在地 大阪府大阪市中央区高麗橋1-7-3 TheKitahama 3階
    アクセス 北浜駅から徒歩8分
    電話番号 06-6232-8601
    下肢静脈瘤の治療実績
    1年間で879
    ※2022年の実績

    豊富な治療実績の内、レーザー手術‧高周波焼灼術がその半数を占めるというクリニック。レーザー手術のスペシャリストといえる知識を持った医師が治療を担当しています。

    坂田血管外科クリニック
    手術方法などを
    公式HPで見る

    電話で問い合わせる

    地域密着の通いやすい
    クリニックにこだわる医師
    今村血管外科クリニック
    今村血管外科クリニック
    引用元:今村血管外科クリニック
    https://www.imamura-vascular.com/
    所在地 大阪府門真市宮野町3-23
    アクセス 大和田駅から徒歩1分
    電話番号 072-800-5330
    下肢静脈瘤の治療実績
    約10年間で5,393
    ※2012年5月~2023年1月の実績

    下肢静脈瘤に対して、主にレーザー機器と高周波機器を駆使した日帰り手術を専門的に行っているクリニック。平日18:30まで受付をしているため、仕事後でも通いやすいです。

    今村血管外科クリニック
    手術方法などを
    公式HPで見る

    電話で問い合わせる

    【選定条件】
    2023年1月20日時点で、Googleにて「下肢静脈瘤 大阪」と検索して表示された上位38院の内、「日本脈管学会の脈管専門医である」「下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会の血管内レーザー焼灼術実施医・指導医である」「クリニックとしての下肢静脈瘤の治療実績をHPに明記している」の3点をすべて満たした大阪の血管外科クリニックのみを選出。
    (※)参照元:梅田血管外科クリニック公式HP(https://www.umeda-vvc.com/