【大阪版】下肢静脈瘤治療の道しるべ
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下肢静脈瘤とリンパ浮腫の違いは?

下肢静脈瘤と似た症状の病気にリンパ浮腫があります。ここでは、下肢静脈瘤とリンパ浮腫の症状や治療方法の違いを解説します。

下肢静脈瘤の症状とは
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リンパ浮腫はどんな疾患?

リンパ浮腫は、リンパ液の正常な流れが阻害されることで、手足などにむくみが生じる疾患です。主に「原発性」と「二次性」に分類されます。原発性は、先天的にリンパ管の形成異常や機能低下によって起こるものです。一方、二次性は、がんの治療に伴うリンパ節切除や放射線治療などによってリンパの流れが滞ることで発症し、日本ではこちらが多く見られます。特徴的な症状は、むくみの自覚や見た目の変化が乏しい初期段階から始まり、徐々に皮膚を押すとへこむ「圧痕性浮腫」へ進行し、さらには皮膚が硬くなり、脂肪や組織が沈着して「非圧痕性浮腫」へと進行します。重症化すると皮膚が象の皮膚のように硬化する「象皮病」や、皮膚からリンパが漏れ出す症状が現れることがあります。

下肢静脈瘤とリンパ浮腫の違いは?

下肢静脈瘤は、静脈内にある逆流防止弁が壊れることで血液が足に滞留し、毛細血管から漏れ出た水分が皮下にたまってむくみを生じます。むくみのタイプは圧痕性浮腫と呼ばれ、指で押すとへこみができ、数秒後に戻ります。一方、リンパ浮腫はリンパ管の機能が低下し、リンパ液が組織に蓄積することで起こる疾患です。むくみは非圧痕性浮腫で、指で押してもへこみが残りません。また、下肢だけでなく、足の甲・太もも・下腹部にも広範に現れることが多く、リンパ液の障害によるむくみが重症化しやすい特徴を持ちます。

リンパ浮腫・下肢静脈瘤は何科を受診するべき?

リンパ浮腫が疑われる場合は、これまで診てもらっている主治医に相談するのが第一歩です。もし主治医がいない場合や相談が難しい場合は、血管外科や形成外科で検査を受けられます。特に血管外科では、下肢静脈瘤の診断・治療を専門的に行っているため、「むくみがリンパ浮腫か下肢静脈瘤か分からない」といった状況でも受診先として適しています。また、リンパ浮腫や下肢静脈瘤に特化した専門クリニックもあり、超音波検査などを通じて早期に原因を明らかにすることが可能です。足のむくみは放置すると進行して生活に支障を及ぼす可能性があるため、気になる症状が続く場合には早めに医療機関を受診しましょう。

リンパ浮腫の治療法は?

スキンケア

リンパの流れが滞ると皮膚が弱くなり、小さな傷から細菌感染を起こすリスクが高まります。そのため、皮膚を清潔に保ち、保湿剤で乾燥やひび割れを防ぐことが重要です。爪の手入れや虫刺され予防など日常生活での工夫も大切です。スキンケアは症状悪化を防ぐ土台となります。

リンパドレナージ

専門の理学療法士やリンパドレナージセラピストが行うマッサージ療法です。皮膚の浅いリンパ管に沿って優しく圧をかけ、リンパ液の流れを促すことでむくみを軽減します。手技はゆっくり丁寧に行うのが特徴で、自己流では効果が出にくいため専門家による施術が推奨されます。

圧迫療法

弾性ストッキングや包帯を用いて患部を適度に圧迫し、リンパ液の滞留を防ぐ治療法です。圧迫によりリンパの流れを助け、むくみの悪化を抑えます。日中はストッキングを着用し、就寝時には軽く圧迫するなど生活に合わせた管理が重要です。

運動療法

関節や筋肉を動かすことでリンパ液の流れを促進し、むくみの改善や再発予防を目的とした治療法です。特にふくらはぎや太ももなど下肢の筋肉を使う運動が効果的で、筋肉の収縮がポンプ作用となりリンパの循環を助けます。

手術療法

重度の症状や保存療法で改善が見られない場合に検討されます。代表的な方法には、リンパ液の流れを改善するリンパ管静脈吻合術や、余分な脂肪・線維組織を除去する脂肪吸引などがあります。手術によりむくみを軽減し、生活の質を向上させることが可能ですが、適応や方法は症状やリンパの状態に応じて慎重に判断されます。

下肢静脈瘤の治療法は?

弾性ストッキングの着用

足に適度な圧力を加えることで、静脈血の流れを改善し、むくみやだるさを軽減します。足首部分が最も圧力が高く、上に行くほど圧力が弱くなる段階的圧迫設計が特徴です。日中の立ち仕事やデスクワーク時に着用することで、症状の緩和や進行の抑制が期待できます。ただし静脈瘤自体を治すわけではなく、あくまで症状の緩和を目的としています。

硬化療法

静脈内に薬剤を注射して血管を閉塞させる治療法です。血液の逆流を防ぎ、静脈瘤の症状を改善します。比較的短時間で施術が可能で、日帰りで行えることが多いです。

下肢静脈瘤の治療法を
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【大阪版】下肢静脈瘤治療の
信頼できる医師が
所属するクリニックガイド

THREE SELECTIONS
大阪で見つけた
下肢静脈瘤治療の
信頼できる3つのクリニック
当サイトにおける信頼できるクリニックの条件「日本脈管学会の脈管専門医が所属している」「血管内レーザー焼灼術実施・管理委員会の血管内レーザー焼灼術実施医・指導医が所属している」「クリニックとして下肢静脈瘤の治療実績をHPに明記している」の3点を満たした、大阪の血管外科クリニックを3院紹介します。
患者さんの症状や希望へ
徹底的に寄り添う医師
梅田血管外科クリニック
梅田血管外科クリニック
引用元:梅田血管外科クリニック
https://www.umeda-vvc.com/
所在地 大阪府大阪市北区曾根崎2-1-12 国道ビル5F
アクセス 北新地駅から徒歩4分/梅田駅から徒歩6分
電話番号 06-6232-8601
下肢静脈瘤の治療実績
1年間で1,063
※2022年の実績

2019年に保険適用されたグルー治療を大阪で最初に取り入れたクリニック(※)。治療の種類が豊富で、症状やダウンタイム、治療費などの希望を鑑みたうえで、よりよい治療方法を提案してくれます。

梅田血管外科クリニック
手術方法などを
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レーザー治療の実績に
定評のある職人肌な医師
坂田血管外科クリニック
坂田血管外科クリニック
引用元:坂田血管外科クリニック
https://sakataclinic.com/
所在地 大阪府大阪市中央区高麗橋1-7-3 TheKitahama 3階
アクセス 北浜駅から徒歩8分
電話番号 06-6232-8601
下肢静脈瘤の治療実績
1年間で879
※2022年の実績

豊富な治療実績の内、レーザー手術‧高周波焼灼術がその半数を占めるというクリニック。レーザー手術のスペシャリストといえる知識を持った医師が治療を担当しています。

坂田血管外科クリニック
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地域密着の通いやすい
クリニックにこだわる医師
今村血管外科クリニック
今村血管外科クリニック
引用元:今村血管外科クリニック
https://www.imamura-vascular.com/
所在地 大阪府門真市宮野町3-23
アクセス 大和田駅から徒歩1分
電話番号 072-800-5330
下肢静脈瘤の治療実績
約10年間で5,393
※2012年5月~2023年1月の実績

下肢静脈瘤に対して、主にレーザー機器と高周波機器を駆使した日帰り手術を専門的に行っているクリニック。平日18:30まで受付をしているため、仕事後でも通いやすいです。

今村血管外科クリニック
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【選定条件】
2023年1月20日時点で、Googleにて「下肢静脈瘤 大阪」と検索して表示された上位38院の内、「日本脈管学会の脈管専門医である」「下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会の血管内レーザー焼灼術実施医・指導医である」「クリニックとしての下肢静脈瘤の治療実績をHPに明記している」の3点をすべて満たした大阪の血管外科クリニックのみを選出。
(※)参照元:梅田血管外科クリニック公式HP(https://www.umeda-vvc.com/